きた日誌

2018.08.22更新

「老年的超越」という表現をご存じでしょうか?

高齢社会といわれて久しい日本ですが、100歳を超える方は6万人を超えています。最近は、100歳を超える”百寿者”の研究も進み、百寿者に共通した点は何か、が調べられるようになってきました。

たとえば、80歳を境にして、身体の機能の衰えが出てくるのはしょうがないのですが、その一方で、今の生活をポジティブに受け入れる気持ちが芽生えて、強くなっていく傾向があるんですね。特に、多くの百寿者は、色々なことに幸せを感じる多幸感を持つようになります。これを「老年的超越」と呼ぶようです。

今年も、夏期休暇をいただいた期間には、今まで以上に、お寺をめぐりたいな、そうした時間が幸せを感じるなと思うようになりました。まだまだ、50歳をこえた私などは、百寿者の心持ちには達していませんが、そんな気持ちを感じるようになっていくのも、ある種 老年的超越に近い、年齢的な多幸感と言えるのかもしれません。

行かれた方が多いと思いますが、石庭を見たくなり、京都市右京区の龍安寺に行ってきました。臨済宗妙心寺派の寺院で、方丈庭園石庭、鏡容池やつくばいなどは有名ですね。

石庭

 

鏡容池

朝早くに行きましたが、もちろん外国からの観光客の方々も多くこられていました。私の拙い解説はさておき、

白砂の庭に浮かぶ十五の石、淡くはえる苔の色、夏の日差しと影のコントラスト、ここではセミの声も暑さを忘れさせてくれる音になる。心が鎮まる瞬間。

 

さらに、こちらも有名な龍安寺のつくばい。

つくばい

『吾唯足知』

日々情報のみがあふれている。食糧難といわれる一方で、毎年多くの食糧が廃棄されている。一見ものが満ち足りているように思われる生活。

まさにいまこそ、足るを知ることが、私たち現代人の究極的なテーマのように思われます。

投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

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