きた日誌

2015.08.28更新

先日 "脳のマッサージ" といわれるアーユルヴェーダの施術 シロダーラを受けてきました。
あわせて吸い玉治療も受けました。



長く 吸い玉療法(カッピングとも呼ばれます)をやってこられた先生ですので、痛みもなく、施術後も気持ちのいい感覚が持続しました。皮膚の色で患部の状態がわかります。気・血の滞りが改善して、とても楽になりました。

シロダーラは、アーユルヴェーダというと、これを思い浮かべられる方も多いようです。頭部のマッサージをうけたあと、前額部にオイルを垂らすことで、"脳のマッサージ" とも呼ばれます。



はじめて施術を受けた感想としては、ほんとに一枚ずつ、皮を剥がれるような感覚で、直接脳にオイルを垂らされているわけではないのですが、まさに脳のマッサージを受けているかのような錯覚に陥ります。
眠ってはいませんが、心からリラックスする状態になれます。これは、他の方法では得られないですね。

決まった疾患だけに行うものではありませんが、不眠や精神疾患、皮膚の疾患や、多忙・ストレスを抱えて、脳や頭を酷使している現代人にはぴったりの施術です。

治療という表現はできませんが、ぜひインド伝統医学であるアーユルヴェーダの施術を、アーユルヴェーダに関わらせていただいている一人として、クリニックでも取り入れていきたいと思っています。



投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2015.08.25更新

先日 タクシーに乗る機会がありました。

運転手さんは、行き先を告げるや否や、

「カーナビを使わせていただきます。もし道が違っていたらおっしゃってください。」

と、私に目的地の住所をたずね、住所を入力し、ナビの通りに、ナビを確認しながら運転していましたcar


もちろん、タクシーでもカーナビを使って、間違いなく、近い経路で運転してもらうのは悪いことではありませんが、
タクシーの運転手さんといえば、道をよくご存じで、私たちが知らない裏道を通る場合もあれば、渋滞状況を予想して経路を選んだり、青信号・赤信号の切り替わりまで考えて、通り方を変えることもある...
そんな "プロフェッショナルな" 運転を期待してしまいます。

機器・計器類が進歩すると、誰でも、簡単にできることが増えてきます。
医療現場でも、血液検査を見て、MRIやCTをとって、●●検査をして... 診断することは、何年目の医者さんでもできますね。

しかし、医療は、ひととひととの関係です。検査に現れない訴え、現れない病気も診ていかないといけません。
検査結果だけがすべてではない。決して、検査機器の結果のみにたよることなく、有効な診断の一手段として使いながら、患者さんの話を聞いて、その対話の中に、大切な診断や治療の要素が含まれていることを考え直すことが、医療者としての "プロフェッショナル 仕事の流儀" だと思いました。


投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2015.08.12更新

今年も お盆のこの時期に夏季休暇をいただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

先日、お墓参りに行ってきました。
私がいつも頭に思い浮かぶことばが

『常盆 常彼岸』

です。

いわゆるお盆の時期にだけ、お墓参りをすればいいということではなく、1年中 お盆、お彼岸の気持ちでお参りをしましょう、という考えですね。

さらにいえば、1年中ということだけでなく、自分や自分の家族だけでなく、知らない人たちも、世界の人々も、生きている人も亡くなった方のことも考えて お参りしようということも含んでいます。




どこかで見られたことがあるかもわかりませんが、いま自分がいるのは、両親が元気に自分を産んでくれたから。
その両親にも、当然両親がいる。

10世代さかのぼるだけで、1024人

20世代さかのぼると 104万...人

40世代さかのぼると なんと   1兆995億...人

の、親の親の親の親の親の... がいるんですね。
この1兆995億...人のうち 一人でもいなければ、自分がいない。ホントは、もっと多くの人の命がつながっている。

そう思うと、奇跡的な命のリレーです。

ジャンボ宝くじは、1000万ユニットに1本の1等があるらしいので、よほどジャンボ宝くじの1等当選の方が確率が高いんですね。

そんな確率をもった患者さんを そんな確率をもった医師が 診察するって、とんでもない縁ですね。
いつも、診察しながら、この患者さんがうちの病院を選んでくれて、診察することになったご縁を大切にして、
しっかりと診断して、いろんな話をして、元気になってもらいたい、そう思いながら日々診ています。




投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2015.08.08更新

睡眠時無呼吸症候群での受診がたいへん多くなっています。

最近ではネットで簡単にいろんな情報が得られますし、多くの書籍、雑誌にも記事が掲載されています。
自著『耳鼻咽喉科医だからわかる意外な病気、治せる病気』でも触れさせていただきました。

病気の詳細は書きませんが、いびき、息が止まる、頭痛(特に起床時)、なんとなく疲れが取れない、昼間がとても眠い、といった症状だけでなく、この睡眠時無呼吸の状態が長期にわたると、高血圧などだけでなく、血管が詰まる重大な病気 心筋梗塞、脳梗塞になるリスクが上がる、重大な病気といえます。

疑われる方は、きっちりとした診断は入院して行うPSG検査を行っていただきますが、
当院では、機器を自宅に持って帰ってもらって、簡易ではありますが診断の目安となる検査を行っています。

(フクダライフテックHPより)


最近では、簡易検査の中でも、さらに詳細なデータが得られる機器も開発され、しっかりとした診断が可能になりました。

 (itamar medical)

特に、運転の仕事に従事されている方は、会社単位で、この睡眠時無呼吸症候群の検査、治療に取り組んでおられるところが多くなっています。

さらに、病気の程度によって治療法は違ってきますが、検査で軽症の場合は、耳鼻科での対応として、

●鼻にチューブを挿入して、睡眠時無呼吸の改善をはかる 『ナステント』
(セブンンドリマーズ)

●鼻呼吸で眠れるように 口閉じのテープを張ってもらう 『マウスリープ』
 あいうべ体操の 今井先生がご考案されました

(株式会社 ヨシダ)

などを使用していただく方もおられます。

重症の場合は、現在のところまずは、鼻マスクをつけて、無呼吸を矯正するnCPAPといった治療を行っていただくことになります。

(HP画像より)

あらためて、眠りへの関心の高さ、大切さを考えています。
人生90年 もし1日8時間寝れば、なんと30年も眠っていることになるんですね。

いつも患者さんにお話しすることですが、自分で対処できる
食 ・ 呼吸 ・ 運動、姿勢 ・ 気持ち、心の持ち方
の大切さ、特に眠っている間の呼吸=睡眠の大切を 見つめなおす必要がありますね。

投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2015.08.07更新

総合診療科、かかりつけ医ということばは、徐々に浸透してきているようです。
実際に、いくつもの科にかかって、いろんな病院から薬をもらっている患者さんは多く、さらに、薬で調子が悪くなった症状まで、薬で治療しようとするので、さらに薬が増える悪循環...。薬による治療は決して否定されるものではないのですが、治療を受けて、薬をもらおうとする患者さん、治療して、薬を出す側のお医者さん、いずれの側も、ほんとうに必要なのかを見極める気持ち、態度が大切です。
そういった意味では、総合診療科、かかりつけ医の考え方は大切だと思います。

日々の外来では、いろんなケースに遭遇します。

当院でも、ある症状でこられた患者さんを診察すると、目立ってお困りの症状もなく、目立ってひどく調子の悪い箇所もなかったので、

「だいじょうぶです。今日のところは、お薬はいらないと思いますよ。」

とお話しすると、患者さんは、

「先生、なんでもいいから、お薬ください!」

とおっしゃいました。不調を薬でなんとかしたい、という気持ちは理解しているつもりですが、薬ならなんでもいい!というお考えは、ちょっと...。

また別の話し。

耳の調子が悪い、ということで、いつも診てもらっておられる内科にいかれた患者さんがおられました。症状は耳でしたが、普段何でも診てもらっているという先生でしたので、受診されたようです。そこでは、もちろん、耳の中をみたり、聴力を検査したりはできません。しかし、その先生は、

「とりあえず、試しにステロイドを飲んでみましょう。」

とステロイド剤を処方されたそうです。

しかし、調子が改善する気配がないので、受診されました。やはり診察、検査をしてみると、内耳の調子が悪くなっているようでした。そんなこんなで、症状が出てから、かなり日数が経過してしまっていました。

"なんでも診られる"お医者さんは、頼りになる存在ではありますが、時に こうして専門外の病気を、しっかりした診察や検査もなく、薬だけを処方して様子を見ることで、専門の診療科に行くのが遅くなり、結果的に治療開始が遅れる、ひいては症状が治らない、というケースがあります。

このような場合、自分自身でしっかりとした診察ができない症状や病気なのであれば、やはり専門の科に紹介をすべきではないかと思いました。患者さんは信頼して診察にこられていることもわかりますし、また別の病院に行ってもらう手間も申し訳ない、ということもわかるのですが、治療開始が遅れることで、その症状が患者さんの今後の人生にまで影響するかもしれない、と考えると、どちらが正しいのか、どちらがいい選択なのか、はおのずと決まってくるように思います。

毎日の外来診察が、勉強、学びです。


投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2015.08.04更新

暑い日が続きます。
クリニックのエアコンが故障がちで、診察時間によってはご迷惑をおかけしています。
ただ、私自身は暑いのは大好きですので、ちょっとみなさんとは適温が違いますが...。

手足口病、ヘルパンギーナなど子供さんのウィルス感染症や、やはり暑さ疲れ、エアコンでの不調での夏風邪の方が多いですね。私自身も、微妙に風邪をひきかけながら、持ちこたえています。

拙書を読んで来院してくださる患者さんも多く、うれしい限りです。1冊目がご好評、ご評価いただけたのか、私にはわかりませんが、2冊目の出版のご依頼をいただきました。いま流行の極端なタイトルの医療本ではなく、本当にお困りの患者さんの助けになれるような、そんな内容が書ければと思っています。

最近はあらためて、鼻うがいのよさを実感しています。当院でも、患者さんの状態に応じて、鼻うがいをおすすめしていますが、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎の患者さんだけでなく、上咽頭炎や、後鼻漏、さらに予防としてインフルエンザなど、とても効果的だと思います。





投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

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