きた日誌

2016.07.23更新

先日 杏林アカデミーの細胞環境デザイン学 認定医試験を受けてきました。

選択式筆記試験、小論文、細胞環境デザイン学の内容のプレゼンテーション の3つの課題での試験でした。

普段何気なくお話ししている栄養学の知識でも、いざ試験となると、頭の中で整理できておらず、講座内容をあらためて見返し、覚え直すという勉強は、なかなかたいへんでした。しかし、こうした機会がないと、なんとなくですごしてしまいますので、栄養学(だけではありませんが)の知識の整理や、再認識、再発見には、とてもいい期間になりました。

この1,2か月は、お昼の診察の間に、コーヒーショップなどで、書類をかかえて試験勉強をやっていました。もう、この年齢になり、試験勉強もないかと思っていましたが、”あこがれの”スタバ勉などもやりながら、なんとか脳神経を再活性化していました。

プレゼンテーションは、Antibio抗生の医療から、Symbio共生の医療へ、とちょっと大きなタイトルで、日々感じている今の医療の問題点や、学ばせてもらっている医心方、アーユルヴェーダをまじえた養生について、また大好きで、いつも読ませてもらっている福岡先生のお考えや、シラーのことば、鴨川・方丈記など動的平衡について、さらにはマグネシウムを中心に、当院でよくなられた方の経過報告などをさせてもらいました。どちらかというと、私の日々の考えをお話できる場を提供していただき、うれしいプレゼンになりました。

 

講座でもご一緒した伊藤先生と、同じ日の試験でしたので、楽しく受験できました。

杏林アカデミー認定試験1

講座のあとは、恒例になっている、山田先生宅で、最高の環境での音楽鑑賞もさせていただきました。

機械的に音がカットされたCDや、ダウンロード音楽になれた現代人には、素晴らしいお部屋で、聴覚だけでなく、視覚・嗅覚や音の振動を感じる触覚・振動覚など、五感やそれ以上の感覚刺激を受けながら、音を体感させていただきました。

大学生の時代には、ピアノを習っていて、たいした上達はしなかったのですが、発表会で演奏したエリック・サティのジムノペディをはじめ、小学校の時にはじめて買ったレコードでよく聞いたシューベルトの楽興の時、ビバルディの四季・冬、ショパンの幻想即興曲など、なつかしさもあわせて、とても感動した時間を独り占めできました。

山田先生宅音楽鑑賞

栄養だけがすべてではありませんが、欠けているビタミン、ミネラルを補充するだけのような栄養療法ではなく、細胞環境を調えることで、細胞を健康にする、ひいてはヒトの身体の健康につながる、そういったお考えは、とても勉強になります。

老けないための提言

穀採食、水、ファスティング、姿勢、呼吸、運動、睡眠、脳、光

は、薬で病気を治すことになれてしまった私たちに、あらためて健康の意味を考えさせる提言だと思います。

現在学んでいる波動やヒーリングなども含めて、いたんだ臓器を治すということだけでなく、健康、生きる意味を考えていきたいと思いました。

 

 

投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2016.07.06更新

暑い日が続きます。最近は、「暑い」だったか、「熱い」だったか、漢字に悩みます。

 

ふと見ると、クリニックの前に

セミのぬけがら

 

やはり、セミも服を脱ぎたくなるような暑さのようです。ついに、セミの鳴き声も聞こえてきて、梅雨は開けてはいませんが、夏本番という印象です。

 

最近、中学生の子供の宿題を見ていると、「素数」についての課題がありました。一緒に「素数」に関する本を読んでいると、「素数ゼミ」という種のセミがいるんですね。13年、17年という素数年数周期で大量発生するセミの種類です。

まだまだ、不明なことも多いようですが、1つの意義として、(Wikipedia)

周期的発生および素数年発生の適応的意義として、素数年での同時発生は、捕食者が同期して発生する可能性を抑えられるためではないかと指摘した。13年と17年の最小公倍数は221年であり、同時発生は例えば4年と8年に比べて頻度が小さくなる。それぞれの大量発生についてはいわゆる希釈効果で説明できる。まとまって発生することで個体が捕食される可能性を低下させることができる。かつては種の保存のためと説明されたが、現在では個体の生存に有利であるためと考えるのが一般的である。

 

生存に対する種々の生物の適応方法と、中学生の難しい課題に、あらためて驚かされました…。

 

 

 

投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

2016.07.04更新

6~7月は、学会、研究会の発表が続いていることと、ホームページの更新もあって、なかなかブログも更新できなかったのですが、ぼちぼちと書いていきたいと思います。

 

代表世話人をさせてもらっているシャーラーキャ・タントラム研究会の第2回が開催されました。

シャーラーキャ・タントラムとは、インド伝統医学 アーユルヴェーダのなかで、頭頚部領域のことを指しています。今回は、西洋医学・統合医療の観点から、私が鼻疾患に関してのお話をさせていただき、アーユルヴェーダの耳鳴り治療、アロマテラピー、認知症の予防・対処法、脱毛症の鍼灸治療など、ほんとうに幅広い頭頚部領域の症状、治療の専門家が集まり、ほんとうに有意義な会になりました。

第2回シャーラーキャ・タントラム研究会参加者

アロマ吉田先生、認知河越さん

 

話変わって、先日、小さなお子さんが診察にこられて、帰りがけに どこかを見て、何かしゃべっています。

ことばがまだはっきりとは言えなかったので、わからなかったのですが、お母さんが

「アンパンマンだね」

とおっしゃっていました。お母さんには、ちゃんと「アンパンマン」といった声がわかったんですね。

アンパンマン遠景

これがおそらく、お子さんが見ていた診察時の風景です。

さて、どこにアンパンマンが?と思ってよく見てみても、見つけられません。

…っと、よくよく見ると、傷テープのアンパンマンの箱がありました!

アンパンマン近景

聴覚には、「カクテルパーティ効果」という現象があります。一般的には、

”人間の聴覚は数多くの音の中から自分に必要な音だけを選んで聞きとることができる”と説明されています。そういえば、混雑したデパートではぐれても、なんとなく家族の声が聞こえてきて、行って見ると、やっぱりそこにいた、なんていうことは経験しますね。

ただし、「カクテルパーティー効果」は「選択的注意」とも呼ばれ、聴覚だけでなく、視覚などにも影響する私たちの意識と脳のメカニズムを指す、ともいわれています。

 

まさに、いろんなものがある中でも、子供の「視覚のカクテルパーティ効果」を発揮したんだな、と納得させられました。

 

現代の私たちは、あまりにも多くの視覚情報、聴覚情報、その他の情報に触れる生活を送っています。

子供たちのように、いろんなものがある診察室の中で、大好きなアンパンマンだけを見つけ出す力、ほんとうに大好きな、必要な情報だけを拾える、使える、そんな力を、情報洪水の中に生きる大人も、大切にする必要があるなと思いました。

 

 

投稿者: きたにし耳鼻咽喉科

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