睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が何回も停止し、ぐっすり眠れない病気を「睡眠時無呼吸症候群」と言います。ご家族などから、「睡眠中に、呼吸が止まっていた」と指摘されることで気づくケースが多い病気です。
「睡眠時無呼吸症候群」の症状として、「いびきが大きい」「昼間、眠くなる」「朝、起きた時に喉が痛い・乾く」「頭痛がする」などが挙げられます。
また、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気の原因ともなる疾患です。そのため、「睡眠時無呼吸症候群」が疑われる場合には、しっかりと検査を行い、治療することが大切となります。

検査

1検査機器をご自宅に持ち帰り、睡眠データを記録して頂きます。

2睡眠データの解析をしますので、検査機器返却日から1週間以降に再診してください。検査結果をお伝え致します。
データが取れていないなどの理由で解析不可能だった場合には、ご希望に応じて再度検査致します。

3検査結果により、「重症」「中等症」「軽症」のいずれかを判定します。重症の場合、さらに次のように対応します。

■1.入院できる病院で受診し、さらに詳しい検査を行う
■2.当院で再度検査を行う
■3.検査結果をもとに、治療を開始する

最新機種「ウォッチパット」

平成27年6月より、最新機種「ウォッチパット」を追加し、検査を行っております。
「ウォッチパット」は従来の検査機器と比べて、脳波や鼻カニューラを用いていないにもかかわらず、精度・信頼性の高い睡眠時無呼吸症候群の診断が可能です。

nCPAP療法

  検査の結果、重症と診断された場合、「nCPAP療法」を行います。これは、就寝時に鼻マスクを付け、機器から空気を送り、狭くなっているのどや舌の付け根を広げ、いびきや無呼吸を改善・矯正する治療です。
手術などと違い、体への負担が少なく、手軽に始められる、治療効果がすぐに現れる、健康保険が適用されるなどの長所があります。いっぽうで、マスクをつけて寝なくてはならない、旅行などの場合に同室の人に気を使う、費用負担のほか、根本的な治療ではなく、継続使用が必要です。
当院では、現在常時80名前後の患者さまが「nCPAP療法」を受け、経過を見ています。
その他、鼻の治療、歯科でマウスピースをつくる、ナステントを使う、扁桃腺の手術など、患者さまの症状の程度などにより、治療方法をご相談の上、実施します。

「ナステント™」による治療

「ナステント™」は、鼻から挿入するチューブ状の医療機器です。チューブを鼻に挿入して就寝することで、寝苦しさ、睡眠中の頻繁な覚醒、いびきの原因となる気道の閉塞や狭窄などを軽減することができます。「ナステント™」は非常に柔らかい材料で作られており、多くの患者様が少ない負担で使用できるように設計されています。
ただし、重症の睡眠時無呼吸症候群の患者様につきましては、「ナステント™」による治療では効果が不十分であると考えられます。「ナステント™」による治療が適切であるかどうかは、問診、診察、検査などにより判断致します。

※「ナステント™」は医療機器です。患者様にご購入して頂いた上で、治療を行います。

★平成29年6月12日より 鼻腔挿入デバイス『ナステント』が再販されることになりました。

つきましては、はじめて使用される方のみならず、これまでお使いいただいていた方についても、

●医師の処方箋(当院では初回処方箋発行料・フィッティング料込みで 3000円をいただいております)が必要

●落下(誤飲)防止アタッチメントの使用

●販売価格の変更

●商品のサイズなどによっては、品薄で在庫がないものがある

など、変更点・注意点がございます。

来院前に、商品について、再販売について、電話でお問い合わせの上、ご来院ください。(平成29年6月14日時点)

その他の治療

鼻の治療、歯科でマウスピースを作製する、ナステントを使用する、扁桃腺の手術など、患者様の症状の程度に応じて、適切な治療方法をご提案致します。

 

よくある質問

Q

仕事上、関係会社の方との合宿がしばしばあります。同室の方から、いびきの大きさを指摘されることがよくあり、無呼吸症候群ですよとの指摘もありました。良い解決方法はあるものなのでしょうか?

A

ここ数年は、いびきや睡眠時無呼吸症候群という病名を聞く機会が増えていると思います。また、書籍やネットでも情報がたくさんありますので、細かい説明は控えます。
いびきを小さくということももちろん改善したいところですが、まず、無呼吸の程度がどのくらいか、ということを、検査でしっかり把握する、のが先決のように思います。詳しい検査は入院して行う病院もありますし、当院でも行っている、簡易検査で(自宅に器械をもってかえって検査していただく)測定することもで きます。
無呼吸の程度がひどい場合は、頭や心臓の合併症の危険性も考えて、早めに治療を行う必要があるケースもでてくると思います。
治療に関しては、やはり耳鼻科を受診されて、鼻の通りが悪くないか、扁桃腺が大きくてのどの中が狭くないか、歯列に問題はないか、あごの形・くびの形はどうか、など、原因となっている箇所はどこか、を診断する必要があると思います。これによって、その原因に対して治療を行うことになります。
あとは、最近は標準的な治療になってきていますが、寝ているときにマスクをつけて空気を送り込んで、無呼吸を補正するCPAP治療というものがあります。これも、ここでは詳細な説明は省きますが、有効な方法だと思います。

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